【映画『わたしの幸せな結婚』あらすじ・レビュー】虐げられてきた美世は、清霞との婚約で幸せになれる?

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顎木あくみ原作、今田美桜と目黒蓮が婚約者同士である斎森美世と久堂清霞を演じた映画『わたしの幸せな結婚』。明治・大正時代の雰囲気を感じさせる近代日本を舞台に、彼女たちの結婚を巡る騒動と異形との戦いを描いた作品。2023年3月17日に公開されたこの映画のあらすじとレビューを書いた記事です。

映画『わたしの幸せな結婚』あらすじ

鬼や妖といった異形。そして、彼らと戦う特殊能力を持つ異能者がいる近代日本。未来を見ることができる天啓の力を持つ帝(石橋蓮司)が他の異能者をまとめ、異形から国を守っていた。

斎森美世(今田美桜)は異能家系に生まれながら、能力を持たない。しかも2歳のときに母が亡くなり、それ以降、継母と義妹に虐げられ、家では使用人のように暮らしていた。

そんなある日、政略結婚として異形を討伐する対異特殊部隊の隊長・久堂清霞(目黒蓮)と婚約することになり、彼の家へ。清霞は異能者たちの中でも強い能力を持つが、かつて何人もの婚約者たちがその態度で逃げ出したほど冷徹な人間だと言われていた。
最初こそ、美世を突き放す態度を取るが、これまでの婚約者とは違い控えめで心づかいができる彼女を気に掛けるように。美世もまた、清霞のさり気ない優しさに惹かれるようになる。

しかし、美世を監視するような視線を感じ、彼女の出自を調べる。すると、実母は薄刃澄美(土屋太鳳)で、異能者の中でも謎多き薄刃家に関係していることがわかる。
その矢先、美世は以前から悩まされていた悪夢を頻繁に見るように。
そして、清霞が任務関連で知り合った鶴木貿易の鶴木新(渡邊圭祐)が、急に彼と美世へ接近してくるが……。

健気なヒロインとツンデレな軍人のラブストーリーかと思いきや、異能の力を巡る陰謀が……!

序盤は、美世と清霞の距離が縮まる様を繊細に描くストーリー展開。その2人の距離が完全に縮まったと思ったのが、美世の連れ去り事件。

それは、清霞に一目惚れして、彼と結婚したがる美世の義妹・香耶(髙石あかり)と、美世の血がほしく長男の嫁として嫁がせたいと思っていた辰石実(平山祐介)が共謀して美世を連れ去った事件のこと。
そして美世が実家の蔵で継母・香乃子(山口紗弥加)と香耶から婚約を取り消すように説得される。だけど、このときの強要の仕方は見てるこっちも胸が締め付けられるシーンで……。

このとき清霞が即座に助けに行く。異能を発揮しまくって、さながらクライマックスシーンのよう。だから、美世と清霞との仲が深まる様子だけを描くものだと思っていた。

でもそうではなくて、そこから美世の悪夢に関連して彼女自身も知らなかった秘密が明らかに。そして、ある人物が彼女と清霞の仲を引き裂き、彼を命の危機に陥れる陰謀を企てていることなど話が複雑に絡み合っていく。

このような感じで、単なるラブストーリーではないところが、本作の見どころ。

清霞に迫る命の危機とは?

清霞の命がなぜ狙われているのか。それは、彼と美世のラブストーリーと並行して描かれる奥都城(おくつき)の話に関連している。

不遇で亡くなった異能者が災いを起こさぬようその魂を蟲として封じた場所が奥都城。帝をはじめとした関係者にしかそれがどこにあるのか知らないはずが、何者かによって暴かれた。
しかも、蟲の封印を解いたせいで、街に蟲に侵された市民が蔓延ることに。

幸い、影響は大きくなかったものの、清霞がいる対異特殊部隊の詰所に蟲が集まってしまう事態に発展。

詰所に結界を張り、隊長として清霞が成敗しようとするのだけど隊員の体に蟲が入り込んでしまい、倒そうとするとその人自体を殺さなければならない。仲間を殺すことに葛藤する清霞は劣勢の立場に追い込まれる。

これが偶然起こった出来事かと思いきや、それこそ何者かの陰謀だった。そして蟲の封印が解かれたことを利用し、彼を追い込んで死に追いやろうとしていた。

どうしてそんなことをしたかというと、実は美世が持っていたある力と清霞の高い能力を恐れたから。しかも、恐れた理由が保身のためというからモヤモヤする。ただ本編では、スッキリ解決するのでその点にも注目。

大正ロマンのような世界観が物語を奥深くさせている

物語全体で気になったことは、明治・大正時代の日本のような世界観で描かれていること。

大正ロマンのような着物と洋装が混じったクラシカルな雰囲気と、異能というSF設定のギャップがおもしろい。
時代背景が近未来でもおもしろかったのかもしれないけど、やっぱり鬼や妖といった異形が敵という背景を考えると、明治・大正の空気感が合ってたのかな。だからこそ、敵の不気味さがより引き立ち、ストーリーも奥深さを感じた。

……なんて言っているけど、ただもう見た目が個人的にツボに刺さっただけかも。
着物の柄も普段履いてるカラー足袋も、髪型も、日本家屋や喫茶店のインテリアも、薄刃家の洋間に飾ってあった絵も、いちいちかわいかったんだよね。

奥都城で蟲の封印を解いたのは誰か? まだ残る疑問

美世と清霞に関係する秘密や事件は無事解決するけれど、まだひとつはっきりしないことが。それは、蟲の封印を解いた犯人は誰なのかということ。
しかも作品の最後の最後、クレジットのあとまで見ると、何者かが美世を狙うような発言もあり……。

あと、原作未読なのでWikipediaで登場人物を見てしまったら、まだ映画では登場していないキャラもいるようで。

これ、続きをやりそうな気がしている。いや、続きを映像として見たいんだけど。制作してほしいなぁ。

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作品概要

タイトル:『わたしの幸せな結婚』
公開日:2023年3月17日
キャスト:目黒蓮(Snow Man)、今田美桜、渡邊圭祐、大西流星(なにわ男子)、前田旺志郎、髙石あかり、山本未來、山口紗弥加、小越勇輝、平山祐介、高橋努、津田健次郎、尾上右近、火野正平、石橋蓮司
原作:顎木あくみ
監督:塚原あゆ子
脚本:菅野友恵
動画配信:Amazonで見るFODで見るHuluで見るU-NEXTで見る
公式サイト:https://watakon-movie.jp/

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