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【新年におすすめの映画】病気、他者からの反対、トラブル……次々と問題を乗り越えていく『8年越しの花嫁』は爽快感ある物語

車の整備の仕事をしている尚志(佐藤健)は、職場の先輩から誘われた食事会で麻衣(土屋太鳳)と出会う。 デートをし、いつのまにか付き合うことになり、2人での思い出を重ね、結婚も決めたが麻衣が突然難病に侵され寝たきりになってしまう。 いつ起きるともしれない麻衣だが、尚志は毎日懸命に看病をしながら、目覚めるのを待つが……。 実話をもとにしたストーリーなので、結末は分かっているだけに、そこに至るまでの過程が肝心になる映画だ。 だから、ヒロインが寝たきりになり、そこから回復していく部分が要になるわけで、ほぼ「回復」シーンだけの物語になるかと思いきや、ちゃんと主人公とヒロインの心情を丁寧に描いていく話だった。 だから出会いから結婚まで、日記のように時間が流れる構成になっている。 おもしろかったのは、途中までは尚志の視点で描いていたのが、麻衣が目覚めほぼ正常になったもののあるトラブルが2人を襲ったところで、麻衣の視点に切り替わること。 大体、主人公が2人の場合、最初から2人の視点が混じって物語が流れていくことが多い気がするのだが、ここは途中から変えているので、どちらの心境にも感情移入しやすい。 ちなみに、尚志は突然の麻衣の喪失や看病、麻衣の両親からの反対という困難があり、麻衣は病気とそれに伴うあるトラブルという困難に襲われるが、2人はそれぞれ自分の問題をどうにかして乗り越えていく。 そこがこの映画の感動ポイントだと思うし、鑑賞後、爽快感が広がる。 目標に向けてがんばろうと思いたい新年の今の時期にみると、気が引き締まる思いになるかも、とも感じた作品だった。]]>