ドラマ

カチンときたら「好きな番組がゴルフで休みになる呪いに5年くらいかかれ」と言っちゃうのに激しく共感できた『トクサツガガガ』1話

特撮オタクなOL、仲村叶(小芝風花)。 でも特撮オタクなことは会社にも親にも内緒にしている隠れオタ。 あるとき電車で今ハマっている『獅風怒闘ジュウショウワン』のブルー(トライガー)のカプセルトイをバッグにつけている女子(倉科カナ)を見かけ、いつか会えた時に自分も仲間だとサインを送れるよう、自分が推してるレッド(シシレオー)のカプセルトイをゲットするべく昼休みや退社後に街を徘徊。 ようやく見つけたところ、自分を特撮好きと見抜いた恐ろしい子・ダミアン(寺田心)と出会い、意気投合&シシレオーのトイをゲット! オタバレしないのうほかのキャラと混ぜてバッグにつけて、「トライガーの君」と出会えることを心待ちにしていた日、会社のメンツとカラオケに行くことになってしまう。挙句に同僚のチャラい男・チャラ彦に歌うよう強要され……。特撮主題歌しか知らない叶は、オタバレするかもしれない大ピンチに! でも「子供の頃たまたまよくみてた番組にかかってた曲で覚えちゃったんだよねー」というフリをして特撮ソングを歌唱する作戦を実行。同世代なら懐メロだったため、オタバレせずにこのピンチを乗り越える。 そして帰りの電車で、ついに「トライガーの君」と再会。お互い目と目が合い、空気だけで交信! 果たして、仲村はトライガーの君と仲間になれるのか!? というところで次回。 このドラマのいいところはハマっているものへの熱量の高さと情報収集の仕方がかなりリアル(グッズ買いたくて節約するためお弁当持参していたり、セリフで脚本家を当て、その人が手がけた特撮を見直して徹夜とか)。 あとは隠れオタクゆえの葛藤。 こんなシーンがあった。 エレベーターを待ってる間の女性社員2人の会話を偶然聞いてしまう叶。 女性社員A「みうっちの彼氏オタクだったらしいよ」 女性社員B「えー?なんか文学男子とか言ってなかったっけ?」 A「でもなんか部屋で水着の女の子のフィギュアとかポスターとか見つけちゃったんだって」 B「詐欺じゃん、詐欺。ありえないんだけど」 A「言うの恥ずかしかったらしいよ」 B「好きなら正々堂々としてればいいのにね」 それに対して叶の心の声は 「していいならするけど、したら否定するくせに!2人とも好きな番組がゴルフで休みになる呪いに5年くらいかかれ!」 と。そして 「自分の好きなものを悪く言われたり嫌われたりするのって、ものすごく怖いことなんだよ!」 と絶叫! ただこれは隠れオタクではなくても感じること。好きなものを否定されるって自分を全否定されるように思っちゃうよね。 だから、それを乗り越えるには、それさえも気にしない強靭な精神力を持つか、その考え方を理解してくれる友達を持つか。 叶は後者をとるみたいだけど、今後どうなるか? 好きなことは好きって大きい声でいいたいけど、好きなことが一般的でない(身近な人から否定された印象が強くて後ろめたさを感じてしまうが)ゆえ、堂々と人前で趣味を謳歌できないけど、でも好きで好きでたまらない! それがオタクの心理がありありとわかるように表現されてて、おもしろかった。 その上でドラマで描きたい重要なテーマはきっと人間関係。 オタだからこそいい距離感で付き合えたり、自分がオタだからこそ馴染めない人もいたり、自分がオタなことを隠したい人もいたり……。 これからの叶の選択が気になる。

トクサツガガガ(1) (ビッグコミックス)

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