『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』4話。
澪奈のフェイク動画を撮らせるよう里見(鈴木仁)をそそのかしたのは甲斐(片寄涼太)で、さらに甲斐にそうするよう仕向けたのがベルムズという半グレ集団のリーダー・Kだったというところまでわかった。
甲斐がKの言いなりになってしまったのは、
ダンス仲間から澪奈と握手したい先輩がいると言われる
→澪奈を連れてくるとその先輩というのがベルムズのKで、その舎弟たちが登場し、澪奈を車に連行しようとする
→甲斐がそれを阻止しようと暴行
→これが劇中で語られる「甲斐の暴行事件」
→それがきっかけで澪奈の動画の話を持ちかけられる。しかも断れば、寝たきりの母や幼い兄弟たちを襲うと脅され、しかも母が1年前に交通事故で寝たきりになったせいで甲斐はダンサーの夢を諦めなければならなかったという背景があり、自分とは違い大活躍する澪奈への嫉妬心もあり、動画撮影を引き受けることに
という経緯があった。
柊(菅田将暉)の目論見でそのKを刑事の郡司(椎名桔平)に逮捕させることに成功したけど、このKと諏訪唯月(今田美桜)となにやら関わりがあるようで……?
で、母の介護と兄弟たちの世話のせいで、泣く泣くダンサーの夢を諦め、腐った態度をとっていた甲斐だったが、自分を脅していたKが逮捕されたと知り、態度が軟化。
それをみて柊がこんなことを言う。
「『変わるなら今だ。お前のその手で道を切り拓け』。俺が好きなヒーローのセリフだ」
え?
大切なことはすべて特撮が教えてくれた?
え?
突然の『トクサツガガガ』??
金曜にガッツリ特撮にフィーチャーしたドラマ『トクサツガガガ』をやってるものだから、どうしても、戦隊ヒーローが出てくると脳がそっちに反応してしまう……。
でも、まあ、劇中でちょいちょい戦隊ヒーローのシーンが出てくるから、それと関係があるってことだよね。もしかしたら物語のキーになる?
それに4話は序盤から柊の体調が悪そうだったし、ラストに柊が倒れてしまうし……。また新たな謎が出てきた。
そうやっていろいろ仕掛けを作って次回もみたくなるよう誘導するのがすごくうまいドラマ。
その期待に応えてくれる最終回を迎えてほしいけれど。