『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』をみていると、
Huluでやってた『ミス・シャーロック /Miss Sherlock』を思い出してしまう。
Hulu×HBO Asia共同製作ドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」公式サイト|フールー
※本ページの情報は2019年9月時点のものです。最新の配信状況は「hulu」のサイトにてご確認ください。
たぶん、主演が同じ竹内結子なこと、斉藤由貴、水川あさみ、泉里香(うしろ2人はゲスト)と出演者がかぶっているからとも言えるけれど、主人公である捜査コンサルタントのシャーロックと危機管理専門弁護士・氷見のキャラクターが少し似ているからかも。
どちらも理知的で、論理的に事件を解決しようとしている。
そして、主人公自身の本心がよく見えない。
おかげで、彼女たちが繰り広げるミスリードにまんまと乗っかってしまい、「だまされた!」とも思うけど、真相がわかったときの爽快感が増幅する。
ただ、シャーロックの場合は相棒・和都(貫地谷しほり)にも愛想が悪く、友情や愛情など情自体が余計なものだと考えている。
でも、物語全体に関わる黒幕に洗脳された和都を救出すべく奮闘し、さらに和都は「友達」とまで言ってしまうほど、実は情が熱い人。
一方、氷見は表面は愛想がいいし、人当たりも悪くない。けど、クライアントのために平気で非情にも見える印象操作をするし、ある記者からは殺人も疑われているし、一見するキャラクターよりもずっと冷徹。
そこが対照的であり、私が今ひとつ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』にハマりきれないのはそこに原因があるんじゃないかと思ってる。
つまり、『ミス・シャーロック /Miss Sherlock』は事件の内容だけでなく、シャーロックと和都の友情の行方……シャーロックがいつ「情」を出すのかに関心を持てたからのめり込めたけど、氷見は何だかんだ冷徹だからそこに共感ができないんだと思う。
まだまだ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は序盤だけど、今後も氷見の、本心が見えないし、実は冷たいキャラは継続なのかな……?うーん。