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結局、永野芽郁は結末を知ってるの?『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』7話

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『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』7話。

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「今までで一番わかりやすかった」と言われそうな、四三と弥彦の友情の始まりを描いた『いだてん』7話

 

武智(田辺誠一)がフェイク動画の犯人だと言い出す柊(菅田将暉)。

そんな中、澪奈(上白石萌歌)が自殺した日に彼女が男と一緒にいた防犯カメラの映像がSNSにアップされ、拡散。それは武智じゃないか説がネットで広まり武智は否定するものの、午後8時までに自分の罪を告白しろと柊は彼に課題を突きつける。

 

武智犯人説が高まる中、彼から大学のスポーツ推薦をもらった瀬尾(望月歩)と華(富田望生)は、その説を否定する。

 

そこでカメラの男が武智なのか、柊からパソコンを与えられ防犯カメラの映像を解析し出す生徒たち。

しかし、そこには武智の顔がくっきり映っているシーンがあり……。

 

またネット上でも同じ気づきがあったことで、柊は武智が一番失いたくないものを奪う形で武智がフェイク動画を依頼した犯人であることを暴く。

 

これが今回の大まかなあらすじだけど、犯人じゃないと否定しまくっていた武智の悪あがきの間に、大学進学に執着していた瀬尾と華の葛藤も描かれていた。

 

武智を犯人呼ばわりした柊にムカつき、彼が弱っていることをいいことに、美術準備室からの脱走を試みようとする瀬尾。しかし、澪奈の真相にたどり着きたいほかの生徒に止められ、クラス内が分裂。

 

でも、柊からゴールを問われ、「目の前のことしか考えていない」と答える瀬尾。「先生はそれではダメで、その先に続く道までレールを敷いてやらなければならない」といった、生徒を正しい道に導くことが自分も含む教師に課された使命だと説き、なんとか瀬尾は落ち着きを取り戻す。

 

そして武智がフェイク動画に関わっていたのが、有望選手であった澪奈を入学させることで、その推薦先の大学から大金を受け取る予定だったのに、あてが外れたことが原因だったという裏金疑惑が暴露されたことで、ようやく目覚める瀬尾。

 

瀬尾と同じ気持ちだった華も武智の悪事を聞いてようやく推薦での大学進学に執着していた気持ちがふっきれる。

 

二人してその心境を確かめ合った瀬尾と華のグータッチの友情は、きっと感動した人も多いはず。

 

それに水を差すように、真犯人がわかったのに解放されないことに疑問を投げかけたクラスメイトの声に反応するように、さくら(永野芽郁)が、「これには続きがある」とつぶやく……。

 

え!

 

今まで何にも関係なーい!って顔してた奴が犯人で、そいつのせいで振り回されていた生徒が思い直し、ちゃんと自分の目で確かめながら、我が道を歩もうと決意したいい回だったのに、さくらは全部知ってたの!?

 

真相は当然明かされなかったものの、その「続きがある」ことをさくらが知っていたことを描くために、1話のある場面に柊とさくらの会話が付け足されたシーンが登場。

 

ということは、フェイク動画に3年A組の生徒たちが複数関与していたことは知らなかったにせよ、さくらは武智、もしくはその先の犯人を知ってることになる。

生徒たちの誰よりも先に真相を知ってることになるわけだから、「なんで今まで黙ってた!」感が。

 

たしかに、犯人探しと並行して、それを通じて生徒たちが社会に出ても間違った道に行かないように指導したいという柊の思いもあるわけだから、先生に共感していれば黙ってついていくでしょう。

実際、柊からも「お前は最後まで見届ける必要がある」といったことをさくらは言われているわけだから。

 

でも、なんか今まで知らぬ存ぜぬの顔していきなり、「続きがある」と言い出されると、話の流れを意外な方向に引っ張りたいから無理矢理さくらが知ってた設定にした印象も強い。

しかも主役級の触れ込みだったはずなのに、どうして永野芽郁があんまり存在感ないんだろう……と思っていたけど、この終盤で生かしたかったんだろうなという思惑も感じてしまう。

 

前も言ったかもしれないけど、謎が増えるし、二転三転する展開なので引き込まれるけど、その分、割と話の流れは作り手のご都合主義に出来ているドラマ。

だからこそ、ガッカリな結末にはならないでほしいな。