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『モテキ』な『いだてん』9話

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いよいよ、オリンピックの開催地・ストックホルムに向け、敦賀経由で船に乗り、ロシア入りし、シベリア鉄道に乗って17日間かけて移動する旅に出た四三(中村勘九郎)と弥彦(生田斗真)。 監督の大森兵蔵(竹野内豊)と妻の安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)とも四六時中、顔を合わせることになり、新婚さながらにイチャつく2人にうんざりする四三と弥彦。 しかも四三は、外国人かぶれな上に、安仁子を含む車内にいる外国人にはノーと言えない大森を見て、なおさらうんざりするのだった。 それらをこの旅がはじまってつけていた日記や留守番組の先生宛への手紙にしたためる。 しかし、次第に大森が咳込むことが多くなり、大学では嘉納治五郎(役所広司)の口から可児(古舘寛治)や永井(杉本哲太)に向けて、大森が病気で余命幾ばくないと安仁子から聞き、監督に抜擢したと伝えられる。 一緒に旅している四三と弥彦もその異変に気付くが、そうこうしているうちにストックホルムへ到着してしまい、大森の病気の疑いは四三たちの中ではうやむやに。 そんな中、実際のスタジアムを見る機会をもらい、会場を目の当たりにする四三と弥彦。 スタジアムに佇むと、感激するとともに、ここで優勝するんだと気を引き締める四三。 一方、久々に古今亭志ん生(ビートたけし)の若かりし頃である孝蔵(森山未來)の話が。 ついに師匠・橘家円喬から名前をもらい、いよいよ円喬の車夫から卒業できることに。 四三、弥彦、孝蔵とようやく目的に向けてスタートラインに立つことができた、「一歩前進」の回。 ちなみに、いつもあんまりしっかりクレジットを見ないんだけど(回によってキャラクターの名前見ちゃうとネタバレになるときあるし)、今回たまたま見ていたら演出に「大根仁」の文字が。 そう思って観てみると、シベリア鉄道での道中の様子を四三が書いた日記の文章(しかもクスッと笑えるようなところ)が画面に表示されるところとか、師匠から名前をもらって、調子に乗った孝蔵が町の人が手にしている酒と食べ物をかっさらっていく躍動感あるシーンとか。 格言を文字にして表示したり、突然、躍動感あるダンスシーンが出てきたりする大根さん監督の『モテキ』を思い出した。 そもそもどっちも森山未來出てるし。
モテキ

モテキ

そうやって笑えるシーンがある一方、スタジアムのシーンなんかは、ドラマなんだけど、四三と弥彦の感激しているリアクションが妙に生々しくて、思いがけず私も感動してしまった。 大根さんが関わってる作品って、笑っちゃうシーンとホロっとしてしまうシーンと、その緩急が絶妙だから、作品に心奪われる気がする。 予告を観ると、今回、ようやく前進したのに四三、弥彦、孝蔵ともこれからが大変なようで……。 次回は誰が演出するんだろう。]]>