ドラマ

原作にないシロさんとケンジのシーンが“らしく”てニクイ演出だった『きのう何食べた?』2話

シロさん(西島秀俊)と佳代子さん(田中美佐子)の出会いと、ケンジ(内野聖陽)がシロさんの元カノに嫉妬する話が描かれたのが今回。 マンガだと別の話として描かれているんだけど(どちらも1巻に入ってます)、そのつなげ方がうまかった!

シロさんと佳代子さんの出会いは、スーパーで偶然2人とも「お買い得だけど冷蔵庫に入んないだろうな……」と思いながらスイカ1玉を見つめていたことがきっかけ。 空気を察した佳代子さんがシェアしないかとシロさんに提案し、すぐその話にのったシロさん。 そして、そのまま佳代子さんの家について行って、分けてもらうのを待っているうちに、佳代子さんがふと我に返って「(シロさんに)襲われるのでは!」と勘違いして大騒ぎ。 慌ててシロさんが「ゲイです」とカミングアウトしてしまうシーンを忠実に再現。 そして場面変わって、シロさんとケンジの部屋で、パンといちごジャムを食べている途中、突然ケンジが、「なぜ食パンだけは、ちゃんとパン屋でいいお値段のものをケチなシロさんが買っている? それは、そのパン屋に元カノがいるから?」と嫉妬し始めるシーン。 こちらもバッチリ、マンガ通りの展開だった。 ただ原作1巻に入ってなかったのが、朝、シロさんがスマホを忘れて出かけてしまい、ケンジが慌てて届けようと思ったときに、画面に写ったメッセージの送り主の名前が女(佳代子さん)で、シロさんに女がいるとケンジが疑う&嫉妬するというシーン。 そして、これをドラマの冒頭に置いているところが、もう本当によかった! これを入れることで、2話全体が「シロさんと女」というテーマ設定ができるので、佳代子さんの話から元カノの話へスムーズに移行できる。 それに「シロさんに女の影が見えるとケンジが嫉妬する」という特徴も強調できるから、元カノの話が出てきた段階で、「あ、これケンジ怒ってるな」ってすぐにわかる効果も。 しかも、「偶然シロさんのスマホが見えたら女の影。隠れて女と付き合ってるんじゃ……キー!」っていう、原作にはなくても、なんか「ありそう」って思えるシーンをぶっこんできたのがニクイ! これからも、こういう小技が効いたシーン、出てくるんだろうな。次回以降も期待している。]]>