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さり気なく『白い巨塔』ってた『俺のスカート、どこ行った?』6話

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『俺のスカート、どこ行った?』は

ちょいちょい見ていて、ちゃんと楽しんでいたのだけど、のぶおの個性がゲイで女装家、ときに大胆っていうだけで、言動やドラマでのご指摘は至極まともなので、特出してレビューすることはないな、と思ってこれまでこのドラマについて書いていなかったんだけど……。

6話は個人的にかなり神回だったので、書かねばと。

 

前の記事はこちら

 

ストーリー自体は結構単純。

のぶお(古田新太)のおかげで学校が楽しくなってきた里見先生(白石麻衣)。

でも、実家が病院の里見は、跡継ぎと彼女の幸せのためにと親が勝手に進めたお見合い相手(医者)と結婚することになり、しかも学校もやめることに。

でも結婚もしたくないし、学校もやめたくない里見はのぶおに泣きついて、のぶおが里見の望みを叶えるというお話。

 

ただ、これおもしろかったのが、

「きっと原田先生が主人公なのは変わらないんですけど、私みたいなサブにも日が当たる瞬間っていうんですか?サブの回みたいな。フィーチャーされる回があるんじゃないかなって」

って、里見先生が視聴者側から見た自分のポジションを語っちゃうところ。

 

ついでに、のぶおも今回の結婚のことで助けを求める里見に対して、「まずこういうのはサブキャラひとりでがんばってみるもんなんだよ」って言うし。

別のシーンでも、自己紹介するときに、「私は主人公で里見先生と同僚の……」と語り出すし。

 

これは「メタフィクション」っていう手法を使ってるって言っていいと思うんだけど、

 

里見が自分のことをサブキャラだと言ったり、そもそもクライマックスに行く前に、里見がひとりでがんばるところを予告(「サブキャラひとりで……」ってのぶおが言うところね)するような、ストーリーの構造自体にわざと触れるセリフを入れちゃう。

そんな風に、今回の物語の位置づけと構造のネタバレを解説するウィットに富んだストーリーがとにかく最高だった……!

 

一番言いたいメッセージ(「そこそこの幸せ」じゃなくて「極上の幸せ」を掴むためにあきらめない)も私は結構好きだった。

 

で、ちなみに、里見が振った結婚相手なんだけど、名字が「財前」って言うのね。

ちょうどその頃、テレビ朝日でスペシャルドラマとして『白い巨塔』が放送されてたのね。

ん?

お気づきかしら?

 

『白い巨塔』って主人公の名字が「財前」で、ライバルが「里見」でどちらとも医者。

ってことは、同じタイミングで放送されるのを知って、あえて病院の娘設定の「里見」先生が出来上がって、お見合い相手が医者の「財前」だったんだろうなーと。

 

この回、めちゃめちゃ遊んでるなー。

そういう意味で個人的には神回でした。

今後もこのくらい遊びがほしいんだけど……。これからはどんな展開になるのかな?