『SICK’S』10話。
もうこれで「覇乃抄」は終わり。
「覇乃抄」の5話分でわかったのは、
●御厨(木村文乃)のスペックはニノマエイト(黒島結菜)によって目覚めさせられたもの。
●そしてそのスペックには朝倉(『ケイゾク』参照)が宿ってる?
●スペックホルダーを囲う新興宗教・インナープラネッツとアジアの某超大国、それとは逆に、スペックホルダーの存在を隠そうとする日本の内閣、そしてニノマエイトが「ホリック」というものを狙っている。
●その「ホリック」のありかを知っているのが、超重罪で捕まっていた囚人・玄野冥府(酒向芳)。
●だから誘拐され、インナープラネッツの教祖・邑瀬帝法(山口紗弥加)のもとに玄野冥府が監禁されていた。
ちなみに玄野冥府は、消しゴムのように人を消してしまうスペックホルダー・埴生庵太(池田鉄洋)によって誘拐されたと言われていたけど、そもそも埴生が邑瀬帝法の「虜」のスペックに操られてやっていたことだと発覚。
(この「虜」から目覚めたあとは、超いいヤツだということも発覚して、なんかホッとした)
しかも、その邑瀬帝法は御厨と高座(松田翔太)にやっつけられてしまったため、「ホリック」を巡る抗争は、アジアの某超大国と内閣、ニノマエイトになったわけ。
だけど、まだまだ疑問符がつくことばかり。
●10話最後に、玄野冥府の居場所を御厨たちに教えてくれた山城(新川優愛)は、「恕乃抄」で長谷部(波岡一喜)に処分されていたはずだったけど、なぜ生きていたのか、そして、本当に御厨たちの味方なの……?
●御厨のスペックは、物語の中でどういう位置づけ?
●そのスペックに宿りし朝倉は何?
●ニノマエイトは一体何者?そしてどうして御厨にスペックを与えた?
●『SICK’S』1話冒頭に流れた、スペック覚醒中の御厨VSニノマエイトのシーンは、「ホリック」を巡る戦い?
●で、みんなが狙う「ホリック」って何?
こんなことが秋に放送されるという「厩乃抄」ですっきりすべて明らかになればいいけど。
ところで、物語において個人的に気になることが。
『ケイゾク』、『SPEC』のときには血湧き肉躍った敵との頭脳戦部分が、『SICK’S』では弱い気がするんだけど、その点、このまま見続けていて大丈夫なのだろうか。
10話も、邑瀬帝法と戦うために御厨が作戦を立てるんだけど、スピンオフの『サトリの恋』を見ていたせいか、『SICK’S』のが本体なはずなのに、小粒な作戦に見えてしまって……。
どうか、どうか、「厩乃抄」はたぎるような話になってくれますように……。
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